画家解説
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貞信(二代、初代小信) さだのぶ(このぶ) 嘉永元年(1848)~昭和15年(1940)
長谷川氏。初代貞信の長男。通称徳太郎。はじめは小信と称したが、明治8年(1875)父貞信の跡を襲い二代貞信と称した。父貞信(初代)の下に修行していたが、のち一鶯斎芳梅に学んだ。慶応3年(1867)20才頃から画作をはじめ、鳥羽伏見の戦い、続く明治天皇の難波御幸など当時の世情を主題にした作品を一挙に描いた。維新以後も、大阪市中の開化風俗を描く錦絵・風景版画を数多く遺した。
その他、錦絵新聞や新聞小説の挿絵、芝居絵や肉筆風俗画も手がけた。
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