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カテゴリ
/錦絵にみる大阪の風景
作品名
福しま逆櫓松
フクシマサカロノマツ
浪花百景
画家名
芳瀧画
ヨシタキ
画家解説
芳瀧 よしたき 天保12年(1841)~明治32年(1899) 中井氏、明治初期、一時笹木姓を名乗った。通称恒次郎、芳瀧、一養亭、一養斎、養水などと称した。大坂鰻谷の生まれ、長く大坂に居住したが、京都へ転居、のち堺へ移り住み、堺の甲斐町で歿した。一鶯斎芳梅の門人。長谷川貞信と並び称される代表的な上方浮世絵師で、中判役者絵の作品が多い。この他、風景画、絵入り本の挿絵などの作品も多く、明治期には錦絵新聞(記事・挿絵とも)も手がけた。
請求番号
甲和-1086
名所
福島逆櫓松
フクシマサカロノマツ
現在の市区町村
福島区
ジャンル名
浪花百景
名花・名木・名水
作品解説
淀川を上下する舟が目印にしたとされる見事な松の下、元暦2年(1185)源義経と梶原景時が激論をかわしたと『平家物語』にある。景時は万一のため舟が退却できるよう「逆櫓」を付けるよう進言するが、義経はこれを臆病者としりぞけると、景時は猪武者だとやり返した。これをもとにこの松は「福島逆櫓松」と呼ばれ、『摂津名所図会大成』にも「大樹にして幹の形驚蛇に似て実に千歳を経ねらむ名松」とあるように名所となっていた。明治42年(1909)に焼失、もとの位置についてはいくつかの説がある。
本資料のURL
/lib_pref_osaka/da/detail?tilcod=0000000007-00010082
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