大正時代刊行の『名古屋市史』編纂のため、筆写・収集された、江戸から明治にかけての名古屋・尾張地方及び尾張藩関係資料です。戦災で軸装地図・絵図類を焼失しています。この他に、水口屋文書・小塚家文書・石河家文書・武野新助文書の画像データをご覧いただけます。コレクションによって画像の見え方に違いがあります。
『大正昭和名古屋市史』(昭和28年~昭和30年刊)を編集するにあたって、当時の編纂係が撮影・収集した写真として伝わっています。原版はガラス乾板(名刺判、名札判、キャビネ判)で、鶴舞中央図書館が所蔵しています。被写体の年代は明治~昭和初期と推定され、出版物の図版を撮影したものや、撮影者から寄贈を受けたもの等が含まれます。写真の一部が『大正昭和名古屋市史』に掲載されています。
鶴舞中央図書館では、明治後半から昭和初期にかけて刊行された絵葉書を多数所蔵しています。横瀬貞澄・湯浅四郎両氏から寄贈された絵葉書と、図書館で収集したものとがあり、それらのなかから、愛知県内の名所や建築物などの絵葉書の一部を選んでデジタル化しています。
※ただし名古屋温故会絵葉書については書誌データのみ掲載。
大正7(1918)年から昭和12(1937)年に鶴舞公園にあった、市立名古屋動物園の当時の写真・絵葉書、要覧などが閲覧できます。
※資料原本の所蔵と問合せ先について
「所蔵者」に記載の施設で所蔵しています。
東山動植物園所蔵の資料の原本は非公開となっています。原本の内容をデジタル化した画像データを公開しておりますので、なごやコレクションをご利用ください。
東山動植物園所蔵の資料についてのお問合せは、鶴舞中央図書館奉仕課奉仕第二係(tel:052-741-9822)でお願いします。
市政資料館所蔵の資料については、市政資料館までお問合せください。
名古屋市市政資料館
〒461-0011
東区白壁一丁目3番地
tel:052-953-0051
*検索のヒント* 検索したい項目に語句を入力してください。 入力例 書名:家中いろは寄 名古屋市史編纂資料(和装本・地図)の書名・タイトルについてはカタカナのよみがなでも検索することができます。 入力例 書名:カチュウイロハヨセ 名古屋市史編纂資料(地図)・名古屋市史資料写真集・名古屋の絵葉書集については、分類のチェックボックスにチェックすると、分類で絞り込むことができます。名古屋市史編纂資料(和装本)については、分類名を入力すると絞り込むことができます。 |
・鶴舞中央図書館特別集書について
市立名古屋図書館(当館旧称)は、大正天皇の即位を記念して大正4(1915)年5月設立が議決され、第一次世界大戦とそれに続く経済恐慌などの困難を克服し、大正12(1923)年10月開館しました。この間、大正11(1922)年6月までは教育課が創設事務にあたり、河村文庫など、この地方の名家の旧蔵書を中心としたコレクションの買入れが行われた一方、名古屋市史編纂資料が移管されました。また、開館後には鹿山文庫、佐藤文庫が寄付され、古典籍の多いことが当館の特色となりました。しかし、戦災のため、大半が焼失しました。戦後、いくつかの文庫や文書の購入、篤志家による寄付があり、現在に至っています。現存する特別集書は次の通りです。
名古屋市史編纂資料〔1922〕 河村文庫〔1922〕 石河家文書〔1952〕 植松本〔1984〕 大河内存真関係資料〔1958〕 久野文庫〔1951〕 小塚家文書〔1965〕 佐藤文庫〔1929〕 多賀コレクション〔1958〕 武野新助文書 千葉文庫〔1956〕 水野文庫〔1950〕 水口屋文書〔1951〕 深山文庫〔1959〕 湯浅コレクション〔1952〕 鹿山・三輪文庫〔1932〕 郷土和装本(旧分類6版別置本)
特別集書資料検索では、上記のうち、名古屋市史編纂資料、河村文庫、石河家文書、植松本、久野文庫、小塚家文書、水口屋文書、佐藤文庫、三輪文庫、鹿山文庫、武野新助文書、郷土和装本(旧分類6版別置本)を検索することができます。
*検索のヒント* 検索したい項目に語句を入力してください。 入力例 書名:家中いろは寄 書名についてはカタカナのよみがなでも検索することができます。 入力例 書名:カチュウイロハヨセ コレクション名のチェックボックスにチェックすると、コレクションを指定して検索することができます。 |
郷土検索データベースは、件名索引・人名索引・雑誌記事索引の3つのデータベースから成り立っています。名古屋を中心とした尾張・三河地方に関するキーワードを入力すると、名古屋市図書館の所蔵資料の中から関係する資料を検索することができます。雑誌記事索引は下記の雑誌を検索対象としています。
<雑誌記事索引 検索対象雑誌一覧>
タイトル | 出版者 | 対象巻号 |
---|---|---|
あつた | 熱田神宮宮庁 | 94号(1974年1月)~ |
アートペーパー | 名古屋市美術館 | 49号(2001年)~ |
アーバンアドバンス | 名古屋都市センター | 1号(1993年3月)~ |
尾張の遺跡と遺物 | 名古屋郷土研究会 | 1号(1939年2月)~59号(1944年7月) |
郷土文化 | 名古屋郷土文化会 | 1巻1号(1946年6月)~ |
子とともに ゆう&ゆう | 愛知県教育振興会 | 2020年10月~ |
C&D | 名古屋CDフォーラム | 1号(1969年11月)~ |
紙魚 | 紙魚社 | 1冊(1926年10月)~28冊(1929年4月) |
新修名古屋市史だより | 名古屋市市政資料館 | 1号(1992年3月)~33号(2015年3月) |
中経連 | 中部経済連合会 | 163号(2005年1月)~ |
中部経済界 | 中部経済界 | 35巻4号(1998年4月)~49巻11号(2012年11月) |
中部経済批判 | 経済批判社 | 32巻1号(1995年1月)~35巻3号(1998年3月) |
中部財界 | 中部財界社 | 27巻4号(1984年4月)~54巻9号(2011年9月) |
月刊東海財界 | 中部財界フォーラム社 | 1巻1号(2012年1月)~ |
名古屋港 | 月刊名古屋港刊行会 | 3巻10・11号(1954年12月)~29巻1号(1980年1月) |
名古屋港(PORT OF NAGOYA) | 名古屋港利用促進協議会 | 1号(1982年7月)~ |
名古屋市博物館研究紀要 | 名古屋市博物館 | 1巻(1978年3月)~ |
名古屋市博物館だより | 名古屋市博物館 | 1号(1977年10月)~ |
名古屋市見晴台考古資料館研究紀要 | 名古屋市見晴台考古資料館 | 1号(1999年)~16号(2014年) |
名古屋商工会議所月報(458号より「那古野 名古屋商工会議所月報」に誌名変更) | 名古屋商工会議所 | 145号(1955年1月)~ |
尾参郷土研究 | 郷土研究同志会 | 1号(1934年2月)~35号(1940年1月) |
蓬左 | 名古屋市蓬左文庫 | 1号(1980年4月)~ |
無閑之 | むかしの会 | 1号(1937年2月)~78号(1943年12月) |
*検索のヒント* 探したいテーマに関するキーワードを、一つの単語で入力してください。よみがなによる検索には対応していません。件名索引・人名索引・雑誌記事索引のチェックボックスにチェックすると、それぞれのデータベースを指定して検索することができます。 また、名古屋市図書館ホームページでは、名古屋市図書館の所蔵資料を検索することができますのでそちらもご利用ください。 ご不明な点がありましたら、鶴舞中央図書館奉仕課奉仕第二係(tel:052-741-9822)までお問合せください。 |
令和3年度より当サイトではサービスを中止いたしました。キーワード検索をすると市政資料館のデータがヒットすることがありますが、情報は最新ではありませんのでご注意ください。
検索は下記サイトから行っていただけます。
公文書館(名古屋市市政資料館)
https://www.city.nagoya.jp/shisei/category/52-7-6-0-0-0-0-0-0-0.html
名古屋市史編纂資料(和装本・地図)及び特別集書資料検索のデータ作成にあたり依拠した目録は、次の通りです。
名古屋市史編纂資料 | 「市立名古屋図書館郷土志料目録第一輯」昭和13(1938)年刊(後に「名古屋市史資料目録」として復刻) |
河村文庫 | 「市立名古屋図書館別置図書目録一 未定稿」大正末頃刊 |
郷土和装本(旧分類6版別置本) | 「旧分類六版和装本別置図書目録」昭和51(1976)年作成 |
佐藤・三輪・鹿山文庫、植松本 | 「佐藤・三輪・鹿山文庫書名目録/追 植松」昭和59(1984)年作成 |
久野文庫 | カード目録 |
名古屋市史資料目録は外題(げだい:表紙や題簽に書いてある題)を書名として採用していますが、その外題は内題(ないだい:本文の冒頭や扉などに書いてある題)や奥書にある書名と異なる場合があります。他のコレクションについても、書名が外題に拠っている場合があります。
冠称や角書は( )に入れて表記し、書名の読みには含まれていません。
刊本について、刊行された年を元号年で表示しています。
元号年の後に(序)、(跋)などとあるものは、奥付や刊記に刊年表記がないため、序文や跋文にある年記を採用したことを示しています。
ごく一部の図書については、刊・印・修を示したものがあります。刊とは初版の刊行された年、印とは実際に刷られた年、修とは改訂や増補など、板木に修正が加えられた年(誤刻の訂正程度は含めない)のことです。準漢籍については「和刻本漢籍分類目録」(長澤規矩也編)などに拠っていますが、国書については同様のものがなく、書誌的に厳密な調査にもとづいて確定したものではありません。
名古屋市史編纂資料は明治末から大正初め頃にかけて、名古屋市史編纂係が筆写・収集した資料であり、大部分は編纂当時筆写されたものです。
原則として1冊の場合は冊数を表示しません。ただし1枚ものの地図、冊子になった地図、合冊して1冊になっているものなど、例外的に示している場合があります。2点以上の資料が合綴になっているものに関しては、備考に「合綴」と表示しています。
マイクロフィルムがある資料については、「マイクロ」の項目にマイクロフィルム番号を表示しています。翻刻(活字本)、影印本がある資料についてはそれぞれ「活字」「影印」の項目に該当資料を表示しています。
なごやコレクションに掲載した情報については、できる限り正確を期していますが、当館は、利用者がなごやコレクションを利用して行う一切の行為について責任を負うものではありません。